IVYおじさん日記

50代前半でメーカーを退職したIVY大好きオジサンの、次のキャリアに向けた活動なんかを中心にした日々の気づいたことを書いていきます。

資本金

いくらにするか?

起業するにあたって決めなけれいけない項目のひとつに資本金の額がある。会社法の改正によって、資本金は1円でも会社をつくれるようになった。とはいえ、コンサルタント業で賃料や材料費がかからず、規模が小さくてモノをつくらなくても多少の経費はかかる。やはり適正な額の資本金は準備しておかなければならない。

 

あたりまえのことだが、起業して会社として事業をスタートすると、そこに出入りするお金はすべて会社のB/S、P/L、C/Sに反映される。いくら自分の会社だからといって、会社のお金を自分勝手に社外へ持ち出すことはできない。

 

また、事業に必要な交通費や事務用品などは、会社のお金で買って経費として売り上げから差し引いておかないと、売上げがそのまま税金の対象になってしまう。

 

なので、当面の事業運営に困らない程度の運転資金と会社設立のための費用をおおよその検討をつけて資本金の額を決めることにした。

 

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稼ぎたい手取りから逆算してみる

起業直後なので、売上げが立つかどうかわからない。当面役員報酬(自分の給料)はなしでスタートする人もいると聞くが、目指すべき状態の売上げや経費、役員報酬などの収支をベースにして、シミュレーションをしてみた。

 

まずは、ボクの退職前の手取りの7割程度?の金額を設定し、そこから控除される社会保険料や税金などを勘案して、毎月の役員報酬額を決める。そこに携帯代や事務用品、専門書の購入費用や税理士への委託料など必要経費費を載せて、毎月の運転資金をはじく。

 

この運転資金より売上げが上回れば、それが会社の利益となる。利益を出しすぎると、税金がかかってしまうので、当面はこの運転資金の12倍を年間の売上げ目標とすることにした。

 

参考書やネットを見ると、資本金の額は運転資金の3~6ヶ月分との記載が多い。売上げ目標は立てたものの、そう簡単に届くわけもないので、運転資金6ヶ月分+開業費用30万円で約400万円くらいと検討をつけた。

 

売上目標も決まってくる

当座の運転資金を売上げ目標にすると、資本金と売上げだけで、借入れをしない場合の猶予期間も決まってくる。仮に売上げが0円だと5ヶ月、売上げが目標の半分だと11ヶ月、8割だと28ヶ月といった具合だ。

 

なぜ売上げが立たないと半年で赤字になるにも関わらず、役員報酬を支払うのか?と思う人もいるだろう。理由は2つ。一つは役員報酬法人税法で厳しいルールがあり、経営者がお手盛りで期末に利益がいっぱい出そうだから、税金対策として役員報酬を増やすと、経費として認められないなどの縛りがあり、基本的に年に1回しか改定のチャンスがない。

 

なので、しっかり売上げて報酬も払うことを前提に最初から売上目標をクリアする前提で役員報酬を決めた。

 

もう一つの理由は自分に対するプレッシャーである。もらうものもらうのだから、しっかりと目標達成しろという気持ちを込めた。

 

なんとか2期目には、この売上げ目標をクリアし、3期目が終わるころには退職前の収入を超えるように自分としての当面のゴールを設定したので、これを目指してがんばることにしたい。