失業給付
求職申し込み
先週8日(金)に離職票が届いた。保険証同様、このスピード感には感謝である。何十名もの社員が一度に退職し、それも年末年始をはさんでの事務作業である。お礼を送りたいくらいだ。
本来ならすぐにでもハローワークへ行きたいところではあるが、前回の経験から受給手続きに行った曜日が、次回以降の失業認定日(ハローワークへ出向かなければならない日)になるとわかっていたので、昨日の木曜日に行ってきた。
会社から離職票と一緒に送られてきたリーフレットには、求職登録をネットで事前に仮登録するように書かれていた。自宅のPCで登録すること約20分。結構なボリュームである。経歴、保有能力や自己PRなどをテキストで入力する項目もあり、事前に自宅のPCで行う方がいい。
仮登録をしていないと、ハローワークでの受付後、手書きまたは所内のPCで入力することになる。
受給手続き
8時半からの開庁ということで、はやめに出かけたら、8時前についてしまった。案内の看板などを探したが見当たらず、「⑥失業認定」とあったので、4階まで登ると、立て看板とイスがあった。一番乗りである。
外で待たされるかと覚悟していたので、ホッとひと安心。5年前のときは同じくらいの時間帯でも2~30人の列ができていたので、地域性の違いかと自分を納得させた。
8時半になって係の人が来て「失業認定の方、どうぞ」。それ以外の案内がないので、はじめての来所だと尋ねると、1階の総合案内で手続きとのこと。あわてて行ってみてもう一度、案内の看板や掲示がないかよく見たがまったくなし。やはり「職安」である。
求職活動
コロナで混んでいるという話だったが、出遅れたにも関わらず、手続きは約1時間で完了。本来であれば、当日に行われる講習会や雇用保険説明会などは、すべてオンラインに切り替わっていて後で見ておくようにとのことであった。
自宅に帰って説明の動画を40分ほど見たが、これはよくできていた。前回ハローワークの職員がやったライブの説明より、何十倍もわかりやすかった。声はきちんと聞こえるし、ポイントも押さえて構成されている。コロナでなくともずっとこの方式にすべきである。
ちなみにこの動画、失業給付の受給手続きに関する基本的なことをすべて網羅しているので、企業の退職説明担当者は必見である。人事部門の若手で受給手続きを経験した人は少数派だと思うので、これは担当者の教材としても秀逸である。
さて、次回の失業認定日までに2回以上の求職活動をしなければならない。本来であれば、前述の雇用保険説明会が1回にカウントされたと記憶しているが、動画では見たかどうかの確認がとれないのか、カウントされないらしい。
さっそくハローワークのセミナーを探してみたが、コロナのせいか回数も今月は3回と少なく、すでに予約でいっぱいである。県の労働局による外部委託セミナーを見つけて電話をしたが、それも月内はすべて満員で2月はじめにようやく予約することができた。次回失業認定日が2月4日なのでギリギリである。
東京しごとセンター
もう1回分は、神奈川が望み薄なので東京都を探し回ってみた。すると、都の指定管理事業という「東京しごとセンター」というページを見つけた。よく調べてみると、都民でなくても都内に職を探していれば誰でも利用でき、セミナーも求職活動実績にカウントされるとのこと。
真っ暗なトンネルの先にひと筋の希望のひかりが見えた気がした。ただしこのセンターを利用するには、まず登録をしたうえでキャリアカウンセラーによるカウンセリングを受けねばならず、初回は2時間程度かかるという。
飯田橋まで行って2時間も時間をかけるくらいなら、近所のハローワークで職業相談した方がいいかとあきらめかけていたが、よく見ると初回手続きもカウンセリングもオンラインでOKと小さく書いてあった。コロナのために追加したのかもしれない。
この「東京しごとセンター」、ボクは今回はじめて知ったのだが、なかなかよくできている。ハローワークと違って、都が大手の人材ビジネス企業に委託していて、レベルも高くメニューも年齢層ごとに分けてあるなど、キャリア検討の実情にフィットしたものとなっている。
しかもセミナーのメニューがとても充実していて、就職にすぐに役立つメニューから、失業期間中にキャリアアップのためのスキルアップや自己啓発までできるようなラインナップなのである。首都圏で転職活動をする人は、一度のぞいてみる価値はありそうだ。
オンラインでの登録からカウンセリングの予約まで2日ほどかかるとのことなので、まずは連絡が来ることを待つこととしよう。