IVYおじさん日記

50代前半でメーカーを退職したIVY大好きオジサンの、次のキャリアに向けた活動なんかを中心にした日々の気づいたことを書いていきます。

税理士との打合せ

Zoomミーティング

さて、起業するための準備も着々と進めている。昨年末会社をつくると決心したときに、まずは参考書ということで、Amazonで一番評判のいい本を買って読んだ。

 

 

この本には起業までのやるべきことが主に手続きベースで書かれており、とてもまとまっていて、まずは手始めに一冊というにはちょうどいい内容であった。とくにチェックリストがついていてコピーして使用せよとなっており、これは使い勝手がよい。

 

しかし、やはり本だけでは疑問もたくさん出てくるので、先輩の話も聴くことにした。20年近い付き合いの飲み友達だが、10年以上も前に起業していて、順調に経営をしている。昨年は郊外に戸建てを購入し、公私ともにハッピーな感じである。

 

彼から聴いた情報のうち、いちばんありがたかったのでは、税理士さんを紹介していただいたことだ。イマドキ、フリーランス仕事の請負はネットでたくさん探せるものの、業態や規模、人間性も含め、フィット感が重要なのはいうまでもない。そこは信頼できる友人の紹介に勝るものはない。

 

昨日、さっそく紹介いただいた税理士さんと初回の打ち合わせをした。問い合わせのメールフォームに友人から紹介された旨と現在の状況、お願いしたいことをA4一枚程度にまとめて送ったところ、30分もせずに返事が来た。

 

金曜日の夕方に打診をして、三連休をはさんで今日初打合せとなった。このレスポンスとスピード感はボクの波長とぴったりだ。こういうところは一緒にビジネスをやっていくうえでとても重要だ。

 

「訪問しての打合せも可能」とあったが、そこはこの状況下、Zoomでお願いすることにした。これもスピードアップの一因である。昔なら「最初くらいは…」となりそうなところだが、コロナでお互いの価値観が変わったひとつだろう。

 

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専門性の高さ

打合せは順調にすすんだ。友人からは、クラウドの会計ソフトを使って伝票処理は自分でやって、税務顧問+決算申告という内容で以前の丸投げのときより1/5のコストになったと理解していたのだが、よくよく話を聴いてみると、丸投げでもコストは変わらないとのこと。

 

税理士さんいわく、自分でやりたい方は慣れるまで一緒に付き添って進めるのが、フリーランスのような小規模の場合、起票の件数もそんなにないので、自分でやってしまった方が効率的なのだそうだ。なんとなくうなずける話だ。すぐに方針転換して丸投げさせてもらうことにした。

 

事前に参考書などで勉強して自分なりにプランを立てていたものを見てもらい、また質問事項も事前に用意しておいた。とくに参考になったところは以下の点だった。

 

  • (税理士から)会社設立するということだが、売り上げの見通しは?

⇒世の中的には法人税より個人所得の方が節税できるといわれているが、会社からお金を引き出すには配当などの手段となり、その部分への課税もバカにならないので、ザックリおススメは売上1千万円以上の場合に会社設立を選択すべき

 

  • ネット銀行を考えているが、銀行口座はどこに?

⇒ネット銀行で問題なし。ただし、社会保険料の引き落としに対応していたい場合が多い(ボクが考えている銀行もそうだった)ので、もう一つ近くの信金に口座をつくることをおススメする。信金は金融機関のなかでいちばん会社名義の口座が作りやすい

 

  • 事業年度はどのように設定すればいいか?

⇒消費税が2期目課税になる条件はあるものの、基本的には消費税免除の期間をできるだけ長くとった方がいいので、会社設立から11ケ月経過後の月末にすべき

 

とまあ、こんな具合である。やはり餅は餅屋ではないが、会計や税務の分野は専門家にアドバイスをもらって本業に専念して、顧客への価値創造に全力を向けるのがいいようである。