IVYおじさん日記

50代前半でメーカーを退職したIVY大好きオジサンの、次のキャリアに向けた活動なんかを中心にした日々の気づいたことを書いていきます。

国民年金保険料

3月末の退職以来、無職であるボクは国民年金に加入している。法律的にいうと「国民年金の第1号被保険者」である。第1号被保険者とは、簡単に言うと20才から60才までの自営業、学生、無職の人などである。

 

ちなみに第2号は、サラリーマンや公務員など厚生年金、共済に加入している人、第3号はサラリーマンに扶養されている配偶者が該当する。わが国の公的年金制度は国民全員が強制的に加入する国民皆年金制度なので、必ず1~3のどれかに該当することになる。

 

サラリーマンは「厚生年金に加入しているので、国民年金には加入しないのでは」と考える人も多いのではないかと思うが、厚生年金の加入者は国民年金にもあわせて加入していて、その保険料は給料からひかれる厚生年金保険料に含まれている。

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退職してすぐに区役所に行って第1号への手続きをすると、約1か月ほどして日本年金機構から封書で国民年金保険料の納付書が届いた。納付書は12ヶ月一括前納、6ヶ月一括前納、ひと月ごと納付の計15枚が入っていた。

 

ボクの場合は、4月から国民年金に切り替えたので、一括前納の納付書もあわせて送られてきたが、年度途中の場合はひと月分ごとの納付書がまず送られてきて、次の年度初めに翌年度分とあわせて前納の納付書が送られてくるそうだ。前納は年度単位だけでなく、任意の月からでも適用できる。その場合には年金事務所に問い合わせて納付書を取説必要がある。

 

ひと月ごと納付の保険料が16,260円に対して12ヶ月一括前納だと191,660円、6ヶ月一括前納は96,770円でそれぞれひと月あたり288円、131円割引が受けられる。1か月平均約1.8%の割引率である。ボクは、半年後に次の転職先に入社する計画を立てたが、計画どおりに就職できる可能性と保険料の割引、それから二重払いとなった場合の手続きを考え、ひと月ごとの納付にした。

 

無職で第1号被保険者だった人が就職をすると、就職先の会社が厚生年金への加入手続きを行ってくれて、あわせて国民年金の第1号から第2号への変更手続きも行われる。したがって自分で手続きをすうことはない。

 

保険料は重複して納める必要はない。年金保険料は、各々の保険に入ったり、種類が変更になった日が含まれる月の分から保険料が発生し、やめたり種類が変わった日の属する月の分の保険料は適用されない。ただし、会社を末日付で退職した場合、厚生年金から国民年金第1号への切り替えは翌日付になるので、退職月の保険料は厚生年金保険料として給料からひかれる。

 

会社に就職する場合、入社日の前日の属する月の国民年金保険料まで支払う。前納で保険料の支払いが重複した場合、保険料は戻ってくるものの、手続きは自分でする必要がある。

 

就職後、1~2ヶ月で管轄の年金事務所から送られてくる「国民年金保険料還付請求書」に必要事項を記入し郵送すると、到着から1~2ヶ月後に口座に振り込まれる。日本年金機構のHPには、前納は割引が効いて得であるとさかんにPRしているが、還付手続きの話はどこにも説明がみあたらない。口座振替の停止も自ら手続きする必要があり、年金保険料の納付方法はよく検討した方がよさそうである。

 

国民年金の納付は、銀行、郵便局、コンビニでできる。ボクはセブンイレブンでナナコを使って納めている。実はナナコによる国民年金の支払いは、ナナコポイントが付く。ナナコへのチャージをクレジットカードを使うことでさらにカードのポイントも稼ぐことができる。

 

ボクはDCカードを使っており、カードのポイント還元率0.5%とナナコの還元率1.0%を合わせて実質1.5%の割引率である。重複納付時の手続きの手間や前納時の割引率を考えると、この方法がもっとも現実的なようである。

 

さて、7月、8月分の保険料を納め忘れないよう、セブンイレブンに行ってくることにしよう。