IVYおじさん日記

50代前半でメーカーを退職したIVY大好きオジサンの、次のキャリアに向けた活動なんかを中心にした日々の気づいたことを書いていきます。

離職票と保険料振込用紙

金曜から一泊二日で第一回目の色抜き作業のために、北海道新幹線開業で旬な函館に行ってきた。函館は意外と幕末維新の旧跡や博物館が多く、司馬先生を心から尊敬するボクにとっては、おいしいお酒や魚介とともに、楽しい旅行であった。

 

失業給付

土曜の夜に自宅へ戻ると、健保から任意継続制度の振込用紙と会社から離職票が届いていた。一度に4百人もの退職者の健保脱退や離職票の発行などの手続きを1週間で処理して届けてくれるなど、さぞ大変だったと思う。会社の担当者には心から感謝したい。

 

早速、職安への失業給付受給手続きのリーフレットを読み込んで、書類の準備に取り掛かる。職安のリーフレットは、相変らず法律の専門用語をそのまま使っていて、難解でわかりにくい。また、大多数の人には関係のない特殊な条件の人のための但し書きが、文中にはさまれていて、一層解読しにくいものにしている。

 

法律の文言どおりに書かないと、別な解釈にとられたり、そんな条件はどこにも書いていないなどと詰め寄られたりしないよう、あらかじめ予防線を張っておきたい気持ちはわかるが、特殊な条件に該当する場合は問い合わせに回すようにして、ただでさえ難解な文章を少しでもわかりやすくして欲しいものである。

 

顔写真が2枚必要だったので、スピード写真を撮ってきた。撮影前にサイズを選択するメニューがあるのだが、運転免許、パスポート、個人情報カードなど、全部サイズがバラバラ。それだけでも統一できないものかと思っていると、離職票の要求サイズは、タテ3㎝×ヨコ2.5㎝で運転免許のタテ3㎝×ヨコ2.4㎝とヨコが1㎜違いでメニューの選択肢にない。この1㎜違いのサイズが存在することに疑問を感じて欲しいものである。

 

離職票1、2の2枚セットは、数ヶ所記入し仕上げに記名捺印で簡単に作成完了。あわせて求職申込書というOCR用紙に必要な事項を記入していく。これは職安として具体的な求人案件を紹介する上での情報源となるものなので、記入例もやわらかく、離職票よりはわかりやすく書かれている。

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具体的な希望条件も書くようになっているのであるが、あまり現実的な水準を記入してしまうと、たくさんの求人案件を紹介されて、面接などを断りきれなくなってしまう可能性がある。失業給付を受けながら、人材紹介など別ルートで再就職先を探す予定の場合は、この部分の条件記入は注意が必要である。最近は職安のキャリアカウンセラーも何人面接へ回すかのノルマがあるようで、昔のような形だけの面談ではなくなってきているようである。

 

健康保険

あわせて健保からきた任意継続の保険料支払い手続きの説明書を確認する。組合健保への加入期間が2ヶ月以上あった場合、退職後2年間は任意継続制度を選べ、健保の給付内容などは今までと同じものが適用される。

 

保険料は国民健康保険の方が安いケースが圧倒的に多いが、退職して会社の定期健康診断がなくなってしまうため、それに代わって健保が今までどおり成人病検診を実施してくれるので、任意継続にすることにした。

 

カミさんに保険料の金額を伝えると、顔色を変えて飛んできた。今まで月々の給料からひかれていた金額のおよそ1.5倍の金額にあわてたようだ。よく金額を比較してみると、退職前の保険料が介護保険もあわせて約2万8千円なのに対して任継は4万2千円と1万4千円アップ。任継の保険料は退職時の標準報酬(給料の総支給額の実績)と健保全体の平均の標準報酬のいずれか低い方となっていて、ボクは後者が適用になり9等級も下がったが、今まで会社が負担していてくれた分も個人で負担しなければならないため、逆に上がってしまったのである。

 

任継の保険料は、毎月期限までに納めないと自動的に健保をクビになってしまうという厳しいもの。単純に忘れていたも通用しないということなので、とりあえず半年分を一括で振り込むことにした。4万2千円の6ヶ月分で約25万円也。こういう金額や手続きの煩雑さを思うと、会社員とはなんと恵まれているのかと思うのであった。