男の服装術 -その2- Tシャツ
今日は前回のボタンダウンシャツに引き続いて、Tシャツを中心とした夏のコーデについて考えてみたい。
シャツでもパンツでもいいのだが、なにか一つのアイテムをキーにして、それを中心に鉄板コーデをそろえ、周囲の組み合わせるモノを徐々に加えていくと、大きな失敗をせず服の種類が増えていき、それにしたがって組み合わせのパターンも増えていく。
同じシャツということで、夏のこの季節には欠かせないTシャツをキーにしてみる。IVYにとってTシャツはあまり幅をきかせる存在ではないが、やはりこの季節には重宝するので、外せないモノの一つである。今回はコーデの広がりを見る上でも、時期を初夏に設定して上に一枚羽織った形で考えてみた。
Tシャツ
やはりIVYリーガーのTシャツといえば、IVYリーグ大学校のロゴ入りがマストアイテム。ただし、本物だと結構な値段がするので、ここは雰囲気が出るようなものをチョイスしたい。
ホワイトジーンズ
第一次IVYブームの頃は、ねばならぬ式だとジーンズはホワイト以外認められなかった。その後ヘビーデューティーIVYなどの頃からは、ブルージーンズもワードロープに加わるようになったきた。ホワイトといっても色は真っ白より生成りのオフホワイトが好まれる。
スイングトップ
別名ゴルフジャケットともいう。有名なのは英国バラクーダ社製G9やマクレガーのドリズラージャンパーだが、「スイングトップ」というネーミングを施して日本で流行させたのがVANであり、こちらも捨てがたい。
スニーカー&ソックス
キャンバス製スニーカーの大御所コンバースのローカット。息の長い超定番スニーカーであるが、最近時またリバイバルのようで若い人にも人気だ。
IVYのソックスというと、アーガイル柄がイメージされるが、サシ色の赤いソックスというのも好まれる。
このコーデは、上着を替えるだけでずいぶん違った印象になる。スイングトップを紺色から赤のドリズラージャンパーに替えれば、コテコテのオーセンティックIVYになるし(ソックスは別の色をチョイスした方がよさそう)、フロントジッパーの霜降りパーカーを羽織れば、ちょっとしたアクティビティで汗をかいたりするときにも都合がいい。
もう少し暑くなってきたら、上着を脱いでバミューダパンツに履き替えてみる。ソックスも脱いでキャンバススニーカーに素足とくれば、気分はすでにリゾートそのものである。