IVYおじさん日記

50代前半でメーカーを退職したIVY大好きオジサンの、次のキャリアに向けた活動なんかを中心にした日々の気づいたことを書いていきます。

会社印

事業活動に必要な印鑑

法人登記に必要なものの一つに印鑑がある。われわれ自然人と同じように、その法人を証明するために実印を登録し、実印の捺印と印鑑証明書をセットでさまざまな行為を行うのである。

 

調べてみると実際に事業活動を行っていく際に必要となってくる印鑑は全部で3つ。印鑑登録をする実印と、銀行に口座をつくる際の銀行印、そして契約書などに押すわれわれでいうところの三文判である角印だ。さらに住所や社名、代表者名などの記入の手間を省くためのゴム印もあった方がいい。

 

ネットで調べてみると、印鑑3本セットというのが多く出回っており売れ筋のようだ。登記に間に合うように、できることから手を付けようといろいろなサイトを見て回った。

 

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どのレベルにするか

3本セットというのはどこも同じだが、材質によって値段はピンキリである。もっともリーズナブルでなじみのあるのは、柘材のような木製のもので、いままでいた会社でも、だいたい柘材だった記憶がある。他には水牛などの高級品から、いまではほとんど手に入らない?象牙などもあったが、これは1本10万円弱もした。最近ではチタンも人気だという。

 

せっかく会社つくって、それをお上に届け出る印鑑なのだから、ここは奮発して高級品にして、縁起のいいものをそろえたい!っていうのがこれまでのノリであった。当初ボクもカミさんもその勢いでいろいろと探していたのだが、調べていくうちに様子わかってきた。

 

ネット上のなまえの知れた量販店でも、柘材で3本セット2万円以上する。それが水牛などになると3万円近くもするのだ。量販店でこの値段なのだから、専門店などではもっといい値段であろう。

 

そんな中、法人登記の手続きについて法務省のHPを見てみると、「一人会社の設立登記申請は完全オンライン申請がおすすめです!」とある。菅さんの声掛けが効いたのか、いつからこのような方針になったのかはわからないが、悪いことではない。

www.moj.go.jp

とはいっても結局登録する印鑑を持っていかないとダメなんでしょ?とページを読み進めると、なんと「将来的には、印鑑の届出を任意とし、印鑑届書の提出なしで設立登記を完了できるよう検討中です」と書いてあったのだ。

 

この一文でボクの気持ちは決まった。会社の実印はいまは必要だが、そのうち電子認証に代わって不要になる。そんな移行期のつなぎのために高い印鑑は必要ない。

 

すべてAmazon

ということで、Amazonで売れ筋の会社印3本セットを3千円ちょっとでオーダーした。注文を入れるとすぐにメールが来て、必要事項を書いて送り返すと、その日のうちに陰影を送ってくれた。それを確認してメールを返すと注文確定。あとは届くのを待つばかりだ。

www.amazon.co.jp

ゴム印も同じようにして注文した。そんなに使用頻度は高くないと踏んで、スタンプ台を使う4段セットのものにした。上から住所、社名、代表者名、電話番号と組み合わせて使えるあれである。こちらは1,580円+送料である。

www.amazon.co.jp

今回あらためて電子化の波が、コロナの影響で一段とすすんだことを実感させられた。また実店舗の必要性も多くの業種で問われていくことになるのだろう。自分の仕事の仕方もふくめて、リアルの価値とはなんなのか?を問いなおしていかなければならない。