IVYおじさん日記

50代前半でメーカーを退職したIVY大好きオジサンの、次のキャリアに向けた活動なんかを中心にした日々の気づいたことを書いていきます。

見積もり

幕末維新の旅でのアクシデントによって壊れたテントだが、戻ってきてすぐの6/6に修理に出していた。修理受付のメールはもらっていたのだが、見積もりがまだきていなかった。3週間経つのでそろそろと思っていたら、今日見積もりのメールが届いた。

 

修理箇所は全部で5ヶ所。インナー本体が4ヶ所でフライシートが1ヶ所である。インナーはすべてテント設営時に強風であおられて、インナー本体がポールごと飛ばされ、アスファルトの道路に擦れて穴が開いたものだ。前後のドアパネルのメッシュ、ポールのスリーブそれとインナー底面立ち上がりという、一番浸水に気を遣うところだ。

f:id:VAN415:20160628174937j:plain

結構広範囲にわたっているので、インナー本体の買い替えも覚悟して、修理依頼の手紙にはそのように書き込んで送ったのだが、さすがスノーピーク。全部修理で対応するとのこと。そして修理代金がなんと1万3,500円となっていた。この程度の金額で修理してもらえるとは、まったく想定外で思わず声を出してしまったほどだ。

 

修理エントリーのHPには、破損個所ごとにどのように修理をするのかということも、詳細に記載されていて、だいたいのイメージもつかめる。修理費用もさることながら、このような細かな心遣いも、満足度を高めてくれる。

 

そして、フライシート入口のファスナーが初回使用時に噛みこんで、ずれてしまった部分については、無償で調整してくれるとのこと。特段無理な使い方はしていなかったので、この部分については、多少ガッカリしていたのであるが、この対応に初回使用時のトラブルも忘れて、逆に「さすが信頼のおけるブランド」と感じてしまう。

 

スノーピーク社の製品には保証書が付いていない。それはすべての自社製品について、製品の不具合があれば当然無償で直すし、ユーザーの不注意や経年劣化については、有償ではあるものの、直せる限り対応しで道具として長く使ってほしいという考えを表したものだそうだ。

f:id:VAN415:20160628175059j:plain

キャンプ道具はアウトドアでの使用という製品特性上、シンプルな構造でできる限り故障などのトラブルが起きないことを優先して作られているためだと思うが、海外などでは長く愛用され、親から子へ引き継がれるモノもあると聞く。

 

いいものを愛着をもって使い込み、長く付き合っていく。そういった文化が日本にももっと広まってほしいと思うし、スノーピークのモノづくりのスタンスは、そういった文化の広がりを後押しするものだと思う。

 

そろそろ、20年近く使っているコールマンのツーバーナーをしっかりオーバーホールしよう。