テントひとり撤収のコツ
今日は久々のキャンプネタで少々ブレーク。
5月中旬からテントかついで西日本を1人旅してきたわけだが、毎日のようにひとりでテントを張ったりたたんだりと、まるで仕事のように繰り返してきた。ふつうテントなんて多くて年に数回使えばいい方なので、これだけ繰り返すと自然とコツが身についてくる。
今日は、ひとりテント撤収のコツをご披露したいと思う。
ポイントは、ズバリ地面への固定をうまく利用すること。これにつきる。今回の旅では、初日の設営時にテントが風にあおられて飛ばされ、ポールをクルマのミラーに引っかけて折ってしまうというアクシデントに見舞われた。その苦い経験が、この「地面への固定利用」を編み出したよという訳である。
テントの設営って結構書籍やネットなどで紹介されているが、撤収のコツってあまり見かけない。そんな想いもあってあえて撤収方法のコツを紹介することにした。
ちなみに使用したテントは、snow peakのアメニティドームLである。
まず、テントの中のモノをすべて撤収する。
インナーシートをたたむ。ここで、できれば百均あたりの小さなハンディほうきとちりとりセットがあると、テント内のごみをきれいにできる。
フライシートのXフレームに留めてあるマジックテープを外す。(これが意外と忘れやすい)
インナー本体のドアを閉める。
フライシートの前室メインドアを閉める。
張り綱をゆるめて外す。
ペグは一か所に。
張り縄は、このようにまとめるのが次に張るときに一番速い。
前室、後室の先端を止めているペグを外し、前室フレームも外す。
右側3ヶ所のフライシートを止めている黒いバックルを外す。このとき、左側はそのままにしておくことで、風が吹いていても飛ばされず、ひとりでも安心して撤収できる。
フライシートを左側に寄せて、内側を中に半分に折りたたむ。この時、左右のバックルの位置を合わせることで、たたむ際の位置決めがしやすくなる。
前室、後室のバックル部分から内側にたたみ、長方形に。
後室のバックルを外し、中間のバックルを基準に半分にたたむ。
中間のバックルを外し、さらに半分にたたむ。
今までの方向と横の方向にたたむ。
最後まで留めてあったバックルを外して完了。
続いてインナー本体。
フレームに引っかけてあるプラスチックフックを外す。
サイドフレーム(緑色)をピンから抜く。
続いてXフレームをピンから抜く。
フレーム3本をインナー本体のスリーブから抜いて、フレームのセンターから折りたたむ。
フレームを折りたたんでいるうちに、インナー本体の空気も抜けてくる。
あとは、フライシートと同じ手順で。
風にあおられても安心してたためる。
ちなみに取扱い説明書を読むと、設営は2人で行うよう注意書きがあるが、撤収は特段注意書きがないので、ひとりでも安全に行うことができるのであろう。
これはあくまで、悪天候時にもひとりで効率的に撤収できる方法を考え付いたものだ。オフィシャルな撤収方法は以下を参照されたい。